森保監督サプライズ登場 珠洲でサッカーイベント 親子80人とプレー
●宮本、巻さんも参加 日本サッカー協会(JFA)とキリンホールディングスの復興支援プロジェクト「ビッグスマイルフィールド」は14日、珠洲市三崎中で行われた。サプライズでサッカー日本代表の森保一監督が訪れ、地元の親子ら約80人と歩いてプレーする「ウオーキングフットボール」で交流を深めた。宮本恒靖JFA会長、元日本代表の巻誠一郎さんも参加し、住民に元気を与えた。 【写真】参加者と記念写真に納まる(2列目左から)宮本会長、森保監督、巻さん 三崎中グラウンドは仮設住宅が建設されており、テニスコートを使用した。参加者は4チームに分かれてボールを追い掛け、シュートを決めた際は全員でゴールパフォーマンスを披露し、笑顔をはじけさせた。 ウオーキングフットボールは体の接触がないため、けがの心配が少なく、子どもからお年寄りまで一緒にプレーできる。地震の影響で、珠洲市みさき小から金沢市粟崎小へ転校した3年の上野楓晴(ふうせい)さん(9)は「たくさんゴールを決められた」と喜んだ。 森保監督は常に能登の被災地を気に掛けていたとし「ようやく来ることができた。今後も被災者の方に寄り添って、励ましのエールを送りたい」と話した。 宮本会長は「サッカー協会として被災地のサポートを続けていきたい」、巻さんは「笑顔がどんどんと広がっていくのが分かってうれしくなった」とそれぞれ語った。