日産車は在庫滞留、ほとんど待たず納車も-新車少なく不人気ぶり鮮明
自動車販売のコンサルタントを手掛けるヘイグ・パートナーズは最新のリポートで、日産の製品は他社に比べて競争力がなく、ディーラーは日々古くなっていく在庫をはかせるためにインセンティブが必要になると指摘している。
もっとも、今後しばらく新車やモデルチェンジが予定されており、反転攻勢への期待もかかる。
手頃な価格帯でありながら余裕のある室内空間を備えた小型スポーツ多目的車(SUV)「キックス」の新型を投入。さらに改良版のSUV「ムラーノ」、「アルマーダ」も年末までに発売する予定だ。また、来年にはローグのプラグインハイブリッド版を、2026年には日産独自のHV技術である「e-Power(イーパワー)」の米国投入も予定している。
日産の米国事業担当のブライアン・ブロックマン氏はインタビューで「今後数年間は成長の可能性があると考えている」とし、「健全で持続可能な方法で成長したい」と話した。
--取材協力:ドーソン・チェスター.
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Nicholas Takahashi