「ミトマとトミヤスは少し不運だ」ブラジル人記者が同情…遠藤航・冨安健洋・三笘薫のプレミア勢“ホンネ評価”「いつか2人の縦関係を」
ここ数年のミトマは、休む時間がなかった印象だ
――では、最後は三笘薫です。 「ケガをしたという意味で、三笘も冨安と同じく運が悪かったよね。序盤戦のスタートを見ると、いよいよプレミアで真のスターダムにのし上がり、ELでも大活躍してステップアップとなるかな……と見ていたけど、ケガが恨めしいシーズンになってしまったよね。とにかくここ数年の三笘は、休む時間がなかった印象だ」 ――確かに23-24シーズンの三笘は、ハードスケジュールを強いられた印象があります。 「彼のキャリアを振り返っていくと、この2、3年で出場時間が急激に伸びた印象がある」 ――というと? 「川崎フロンターレ時代はアタッカー陣が豊富な選手層だったこともあって、ジョーカー的な起用もされていたよね。サンジロワーズを経てブライトンでプレミア1年目となった当初も、最初はその役割を果たした。もっと言えばカタールW杯でも、森保監督はジョーカーとして起用したしね」
ミトマは類稀な賢さを持つドリブラーだから
――確かにクラブ・代表ともにそういった起用法が主でした。 「でもデゼルビ監督が〈三笘はスタメンの方がチームに貢献できるし、勝つ可能性が高まる〉と考えてからスタメンになったわけだし、90分間フル出場する機会が増えていった。それは森保監督が率いる日本代表でも一緒。結果的にクラブでも代表でも毎試合のようにフル出場……となれば、疲労がたまって自ずとケガの可能性が高まる」 ――特にプレー強度の高いプレミアだと、体に負うダメージも大きいことは想像に難くないです。 「それを踏まえると、31歳の遠藤が見せたタフさも素晴らしいんだけどね。とはいえ三笘は自分の肉体に人一倍気を使うなど、ドリブラーとして類稀な賢さを持っていると感じている。アジアカップ後に判明した腰の負傷は残念だったけど、心身のコンディションを整える時期に使ったのは間違いない。 そしてブライトンは31歳のドイツ人、ファビアン・ヒュルツェラーが新監督となった。デゼルビ監督も戦術家で知られたが、ヒュルツェラー監督にとっても局面を打開できる三笘のような存在は貴重なはず。どのようなメカニズムで三笘が高い位置で勝負できるようにするか、まずはそこに注目したい」
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