第93回選抜高校野球 大阪桐蔭 ポスターを掲示 その一枚が、気分を上げる /大阪
<センバツ2021> ◇「成果出して」応援ムード 19日開幕の第93回選抜高校野球大会に出場する大阪桐蔭(大東市)の校舎に、「センバツ応援ポスター」が掲示され、生徒らの注目を集めている。エントランスの各所の柱に、センバツ選出時の号外とともにポスターが張られ、球春の機運を演出している。【荻野公一】 今大会のポスターは、大塚製薬の協力で作成。9代目のイメージキャラクターで今春、高校に進学するモデルの小泉のんさん(15)=オスカープロモーション=が起用された。胸の前で両手で白球を握る構図で、キャッチコピーは「その一球が、未来を創る。」。下段には校名が記載されている。 ポスターに目を輝かせるチアリーダー部の関口蒼依部長(2年)と高橋ひまわりさん(1年)は、大学受験に重きを置くⅠ・Ⅱ類に在籍。いつもならⅢ類の野球部員の試合をスタンドで応援するが、新型コロナウイルスの影響で昨年は一度もできなかった。 例年、2年生はセンバツの応援を最後に部活を引退する。関口さんは「最初で最後」と甲子園のアルプス席で応援できる可能性があることに意欲を高め、「日本一を目指して頑張っているニュースを見ると私たちも負けないようにと思う。新型コロナでさまざまな制限はあるが、甲子園で練習の成果を出してほしい」とエールを送った。 日ごろの学校生活で野球部員と接する機会は少ないが、授業中も試合結果は気になるという。携帯電話を学校に持参していないため、休み時間になると教諭に結果を尋ねた。「勝利」の一報を聞くと、「勝った、勝った、となる。大変な定期テストも頑張れる」。野球部の活躍が励みになっている。