女川原発2号機、東北電力が発電再開 12月に営業運転へ
東北電力は15日、再稼働後にトラブルで一時停止した女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機が同日午後6時に発電と送電を始めたと発表した。検査のために原子炉をいったん止める工程を挟んだ上で、12月に営業運転を再開する見通しだ。 女川2号機は10月29日、東日本の原発として、事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型炉(BWR)として初めて再稼働した。東日本大震災で停止して以来、再稼働は13年7カ月ぶりだった。 だが、原子炉内の中性子を計測するための関連機器のトラブルが起き、再稼働からわずか6日後の今月4日、東北電は原子炉を停止。原因調査を終えた上で、13日に再び原子炉を起動した。核分裂反応が継続する「臨界」に達していた。
朝日新聞社