ラガルドECB総裁、平たんではないがディスインフレへの軌道を確信
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)はインフレ率を目標の2%へと戻すべく、正しい軌道にあることを確信していると、ラガルド総裁が述べた。その上で今後数カ月間のインフレ動向は平たんではないとの見方を示した。
ラガルド氏は訪問先のクロアチアで記者団に対し、インフレに対する確信が先週の利下げにつながったと語った。同氏の母国であるフランスでは政治的な不透明感を背景に株や債券が下落。同国発の金融市場の混乱についてのコメントは避けた。
ラガルド氏は「多くの課題があるものの、われわれはディスインフレの軌道に向かっていることを確信する。その道のりは平たんではないだろう」と述べ、「しかし確実にインフレは減速の道をたどっている」と続けた。
原題:ECB’s Lagarde Says Disinflation in Euro Zone Will Be Bumpy(抜粋)
--取材協力:Jan Bratanic.
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Jana Randow, Jasmina Kuzmanovic