激しいデッドヒートを制したのはHONDA!本田朋広 スピード勝負で値千金の2000点、仲間の惜敗打ち消す個人4勝目/麻雀・Mリーグ
鳴かせたらリーグ随一、積んだエンジンは一級品だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月20日の第2試合はTEAM雷電・本田朋広(連盟)がトップを獲得。今期はここまで2着が続いていたが、この日はEX風林火山・二階堂亜樹(連盟)とのデッドヒートを制して待望の個人4勝目。第1試合で惜敗していた瀬戸熊直樹(連盟)のマイナスを打ち消した。 【映像】二階堂亜樹とデッドヒートを繰り広げたHONDA 第1試合の結果、チームがマイナスに転落。まだ傷は浅いものの、このままズルズル行く展開だけは絶対に避けなければならない。当試合は起家から渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)、本田、亜樹、赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)の並びでスタートした。本田は東4局2本場、カン2索のリーチを敢行。松本、亜樹との2軒リーチに割って入ったこの選択が大成功。手詰まりを起こしたたろうが、山には残っていなかった2索を切って本田のアガリだ。リーチ・一発・一盃口・赤の8000点(+600点、供託2000点)の大きな加点に成功した。 南2局はたろう、松本のリーチを潜り抜けて東・赤・ドラの5800点のアガリ。その後に亜樹が2局続けてアガったことでマクられてしまったが、南3局2本場は6400点(+600点)を決めて再逆転。亜樹とわずか1800点差のトップ目で南4局を迎えた。 本田の配牌はすでにタンヤオが色濃く見え、得意の仕掛けを繰り出したいところ。第1打でドラの南を迷いなく切り、4巡目のカン3索に早速飛びついた。好きにはさせまいと親のたろうが先制リーチ。その直後に本田も追いつき、たろうの現物二万を打ってカン五万待ちに取った。13巡目、たろうが力なくツモ切った五万に本田はロン。タンヤオ・赤の2000点でゲームセット、チームを救うトップが確定した。 激戦を制し、笑顔で勝利者インタビューに登場した本田。「なんとなく、あまり理由はないですが」と前置きしつつ「瀬戸熊さんが悔しそうだったので、瀬戸熊さんのためにトップ取りたいなと、そんな感じです」とコメント。チーム成績については「今日はいったんマイナスに落ちてしまったのですが、今度は上をしっかり目指せるように行きたいと思います」。 上位に迫るのも、下位から追われるのも近いというチーム状況。それでも今期はレギュラーシーズンで負ければ選手入れ替えのレギュレーションもあり、敗北は許されない。「瀬戸熊さんのためといいましたが、自分のためでもあり、チームのためでもあり、ファンの皆様のためでもあるので、これからも一勝一勝、頑張っていきたいと思います」と次の試合を見据えた本田に、熱烈なファン“ユニバース”は頼もしさを覚えたはずだ。 【第2試合結果】 1着 TEAM雷電・本田朋広(連盟)4万2800点/+62.8 2着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)3万8000点/+18.0 3着 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)1万7900点/▲22.1 4着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)1300点/▲58.7 【12月 日終了時点での成績】 1位 赤坂ドリブンズ +727.6(50/96) 2位 セガサミーフェニックス +542.1(50/96) 3位 U-NEXT Pirates +341.9(48/96) 4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +77.8(50/96) 5位 TEAM雷電 +26.8(50/96) 6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲97.0(50/96) 7位 渋谷ABEMAS ▲388.9(50/96) 8位 EX風林火山 ▲435.5(50/96) 9位 BEAST X ▲814.8(50/96) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部