紅白審査員に漫画家青山剛昌氏ら「活躍された方、話題になった方を選ばせて頂いた」NHK担当者
NHKは18日、大みそかに放送する「第75回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)のゲスト審査員を発表した。 【写真】紅白審査員に選ばれた漫画家青山剛昌氏 顔ぶれは、漫画家青山剛昌さん、ウッチャンナンチャン内村光良、プロ車いすテニスプレーヤー上地結衣、女優河合優実、プロスケートボーダー堀米雄斗、バレリーナ森下洋子、俳優横浜流星、脚本家吉田恵里香さんの計8人に。同局で行われた会見に出席した山名啓雄メディア総局長は「オリンピックで活躍された方だったり、みなさまに審査していただけることが楽しみです」と語った。 プロスケートボーダーの堀米雄斗やプロ車いすテニス選手の上地結衣らアスリートのほか、来年の大河ドラマ「べらぼう」で主演の横浜流星らが名を連ねる中、漫画家青山剛昌さんの選出はネットなどでも話題を呼んでいる。今年で執筆漫画「名探偵コナン」が連載30周年、映画も今年公開の「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」がシリーズ最大ヒットとなるなどした活躍で選ばれたといい、出場者にもデビュー50周年のTHE ALFEE、同30周年のGLAY、同25周年のHYら節目を迎えるアーティストが多いこととの関連性を聞かれると、山名総局長は「現場が考えて選んでいるので、加味したのかもしれない」と説明。同局担当者も「審査員は1年の締めくくりを飾るにふさわしい方々を選ばせていただきました。青山さんをはじめ、節目の年を迎えて活躍された方、話題になった方を選ばせていただきました」と語った。 また、今回は審査方法も変更され「視聴者審査員」で投票数が多かった方に1ポイント、「会場審査員」で投票数が多かった方に1ポイント、ゲスト審査員で投票数が多かった方に1ポイントが入り、2ポイント以上を獲得した組を「優勝」とする。視聴者投票については、テレビ1台あたり最大5票で、投票できる「票」の数は、テレビの視聴時間に応じて増える。放送を視聴しはじめたら1票獲得。その後、5分連続視聴を10回達成するごとに票が増える。持ち分票を分割して投票することも可能(紅組に3票、白組に2票など)。 今年の番組テーマは「あなたへの歌」で、司会は有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木菜穂子アナウンサーが務める。紅組は石川さゆりやイルカ、HY、乃木坂46、ME:I、MISIAら、白組はCreepy Nuts、郷ひろみ、GLAY、THE ALFEE、南こうせつ、Vaundy、Number_i、福山雅治らが出場する。 一方で、STARTO ENTERTAINMENT社勢は2年連続で出場ゼロに。このほか、氷川きよしが特別企画枠で出演、坂本冬美が能登半島地震の復興への願いを込め、石川・輪島市から生中継で「能登はいらんかいね」を歌唱、西野カナが6年ぶりの出場を果たすことなども発表されている。