【春季四国大会逸材紹介・徳島編】阿南光にエース吉岡 暖を支える「もう1人のドラフト候補」 徳島商は春季大会チーム最多打点をあげた「恐怖の6番打者」
徳島・徳島商 チームを勝利に導く「恐怖の6番打者」 岡本 歩樹(2年・一塁手・右投右打・175センチ75キロ・高松庵治ヤングストーンズ出身)
中学時代は徳島県のある上板町立上板中に通いながら、香川県の高松庵治ヤングストーンズでプレー。3年時には4番として四国地区中学硬式野球チームが集う四国選手権大会を制し、ジャイアンツカップにも出場した岡本 歩樹内野手(2年)。ヤングリーグ選手権大会で頂点を極めた右スラッガーは、この春21打数10安打4打点で打率.474のハイアベレージをマークした4番兼主将・吉田 大馳内野手(3年)をサポートする「恐怖の6番打者」としてチームに数多くの勝利をもたらした。 春季徳島大会初戦の城東戦では、1点ビハインドの3回裏に満塁から「ストレートを狙って」起死回生の走者一掃二塁打を放つと、準々決勝から決勝戦までは3試合連続で打点をマーク。19打数7安打.368の打率もさることながら、チームトップの8打点は立派な数字。準決勝・小松島戦の終盤には中堅手を務めるなど、守備面でも俊敏さを併せ持つ。 チームとしては阿南光とのチャレンジマッチを含めた県大会6試合で、当初懸念されていた投手陣が防御率1.41と踏ん張った。しかし、チーム打率.278と打者による好不調がはっきり分かれた徳島商にとって、2つの中軸を作れる岡本の存在は極めて貴重だ。 春季四国大会当初登録に入った廣常 虎輝内野手(1年・徳島藍住リトルシニア出身)、矢野 陽都外野手(1年・徳島藍住リトルシニア出身)の両1年生による推進力も加わり、狙うは1997年以来遠ざかる春の四国王者だ。