<寺本莉緒>「“福岡の女”は2度目なんです」念願の朝ドラ出演 CMではピョン吉の声に挑戦 今後も「NGなし」で
今回、仲さん扮(ふん)する歩と、寺本さん演じる明日香の対立シーンもあるという。
「仲さんみたいなキャリアのある方と真正面からお芝居をすることがこれまであまりなかったので、一緒にシーンを盛り上げるという意味で“やりあえて”よかったなって。仲さんは、ばーーっとしゃべるシーンも、毎回バチっと決めてくださるので、撮影のテンポもよかったですし、助けていただきながらではありましたが、すごく刺激をもらいました」
初の朝ドラとなった「おむすび」の撮影を通して、俳優として「まだまだ自分は成長できると思いましたし、もっと頑張りたい、もっといろいろな役を演じてみたいとも思わせてくれました」と話す寺本さん。
「今はクセのある役が続いていて、もちろんそういう役も大好きだし、やりがいを感じているので、そういった役も演じながら、今までとはまた違う、まったく自分が演じることが想像できない役にも挑戦して、まだまだ自分が足りないところを磨きながら、この先も食らいついていきたいなって思っています」
そんな寺本さんは、意外なところでは、大泉洋さんが出演する「アリエール MiRAi」(P&G)のテレビCMで、「ど根性ガエル」の有名な“平面ガエル”ピョン吉の声も担当している。
「ドラマ仕立てのウェブムービーで大泉さんと親子役を演じさせていただいているのですが、最初にピョン吉の声をやっていただけますか、と聞いたときは『私でいいんですか?』と思いました(笑)。でも『私なりのピョン吉でいい』とおっしゃってくださったので挑戦してみたのですが、X(旧ツイッター)で『子供が泣き止みます』というコメントを見たときはうれしかったですし、声の仕事は新しい領域でもあって、楽しかったです」
改めて「私自身、やりたくないなと思う仕事はない」という寺本さんは、「これからも、俳優活動だけでなくなんでもやってみたいなって思っています、“NGなし”なんで」と笑顔を見せた。