29日(木)~3月1日(金)は広い範囲で雨や雪に 週末は強い寒気南下し日本海側で大雪おそれも
29日(木)から3月1日(金)にかけて、列島の南岸を低気圧が発達しながら東に進む見込みです。西日本から北日本の広い範囲で雨や雪が降り、風も強まって荒れた天気となりそうです。
■「南岸低気圧」通過 沿岸部中心に雨・風強まるおそれ
26日(月)から27日(火)にかけて、北日本や東日本を中心に非常に強い風が吹き、大荒れとなった所がありましたが、28日(水)は発達した低気圧が日本の東に離れ、次第に強い風も収まって穏やかに晴れた所が多くなりました。 しかし、この穏やかな天気は長くは続きません。29日(木)から3月1日(金)にかけて、列島の南岸を低気圧が発達しながら東に進む見込みです。このため、28日(水)夜以降は西から天気が崩れ、29日(木)日中は西日本の広い範囲で雨が降り、局地的には雷を伴って激しく降る所もあるでしょう。沿岸部を中心に風も強まるため、横殴りの雨になる所もありそうです。
関東では、29日(木)の午前中は日差しがありますが、午後になると次第に雲が広がり、夜遅くには広い範囲で雨や雪が降り出しそうです。関東で雪が降るのは山沿いが中心とみられますが、内陸では冷たい雨に雪がまじる所もあるかもしれません。その後、3月1日(金)の昼ごろには雨や雪はやみ、午後は次第に回復に向かうでしょう。
■週末は冬型強まり強い寒気が南下
そして、この低気圧が東へ進むにつれて、日本付近は冬型の気圧配置となり、上空にはこの時期としては強い寒気が南下してきます。3月2日(土)には、上空約1500メートル付近で-6℃以下という、降るものがあれば平地でも雪になるような寒気が北日本から西日本をすっぽりと覆い、北日本や北陸には、さらに強い-12℃以下の寒気が流れ込む予想です。 この影響で、3月1日(金)夜から2日(土)にかけては、北海道から山陰にかけての日本海側を中心に大雪や大荒れの天気となるおそれがあるほか、晴れる太平洋側も気温が上がらず、各地で真冬並みの寒さとなりそうです。 今後の情報に注意するとともに、寒暖差による体調の変化にも十分お気を付けください。