【40歳代前半の男性】年収450万円は平均以上・平均以下、どっち?年収が高い業種は?課長・部長への昇進で年収アップも…
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円となっており、現代の日本において「年収450万円」は一般的な年収とされています。 ◆【平均年収のグラフ】年代別・業種別でチェック!課長・部長…役職ごとの賃金格差は? では、40歳代前半の男性の場合、平均以上の年収は受け取れているのでしょうか。 本記事では「年代別の平均年収」と「年収が高い業種」について紹介していきます。 記事の後半では、年収アップを目指すための方法についても紹介しているので、参考にしてください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【年代/男女別】40歳代前半の男性の年収は平均以上・平均以下どっち?
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年齢階層別の平均年収は下記の結果となっています。 上記表をみると、40歳代前半の男性の平均年収は「602万円」となっており、全体の平均年収458万円よりも高くなっています。 男性の場合、40歳代頃から管理職や専門職など、比較的責任と裁量権の大きい職務に就いているケースが多いため、全体の平均水準よりも年収が高くなっているのでしょう。 一方、女性の平均年収は男性と比較して低く、40歳代前半の男性の平均年収が602万円なのに対して、40歳代前半女性の平均年収は335万円と約半分の水準にとどまっています。 これは、育児休暇制度の不十分さや、保育所や介護施設の不足など、女性がキャリアを継続しやすい社会環境が整っていないことが大きな要因として考えられます。 「年収の高さ」や「年収アップ」には、長期的なキャリアも重要ですが、業種選択によっても年収は大きく変わります。 次章にて年収が高い業種を見ていきましょう。
年収が高い業種トップは「電気・ガス・熱供給・水道業」で747万円
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、最も年収が高い業種は電気・ガス・熱供給・水道業で、平均年収は747万円となりました。 【年収が高い業種・平均年収 TOP3】 ・電気・ガス・熱供給・水道業:平均年収747万円 ・金融業・保険業:平均年収656万円 ・情報通信業:平均年収632万円 平均年収の高い業種は、エネルギー供給や公益事情に関わる職業であり、専門性が求められる業種であることから比較的高収入であるとうかがえます。 一方で、業種別における平均年収が最も低かったのは宿泊業・飲食サービスで、平均年収は268万円でした。 宿泊業・飲食サービス業は、賃金水準が低く、正規雇用よりも非正規雇用の割合が高い傾向にあることから、平均年収が他の業種と比較して低くなっているのでしょう。 このように、業種によって平均年収が大きく変わることから、年収アップを視野に入れたキャリア選択では業種の検討も重要となります。 次章では、年収アップを目指すための方法について紹介していきましょう。