ジョコビッチが7度の優勝を誇るパリ・マスターズの欠場を発表【テニス】
ジョコビッチ、パリ・マスターズを欠場
ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク4位)は10月23日、7度の優勝を誇る「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATPマスターズ1000/10月28日~11月3日)への出場を辞退すると発表した。 【動画】ジョコビッチとナダルの最後の対戦「6キングス・スラム」ハイライト 37歳のジョコビッチはインスタグラムに「残念ながら、今年のパリ・マスターズには出場しない。すべての選手、スポンサー、大会関係者、ファンにとって素晴らしい大会になることを祈っている。この大会で7つのタイトルを獲得して、素晴らしい思い出がたくさんある。 来年皆さんの前でプレーしたい」と綴り、欠場を発表した。 24のグランドスラム・タイトルとともに、40のマスターズ・タイトルを獲得しているジョコビッチは、今年8月のパリ五輪で金メダルという、かねてより目標にしていたタイトルを手にして生涯グランドスラムを達成。 しかし、それ以外の4つのグランドスラムを含む出場9大会で優勝することができず、2017年以来、7年ぶりにグランドスラム・タイトルなしでシーズンを終えることとなった。年間上位8名にて争われるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)の出場権争いでも現在6位につけているが、今年最後のマスターズを欠場することで他の選手にも抜かれる可能性もある。 先日の上海マスターズ決勝でヤニック・シナー(イタリア/同1位)に敗れたあと、自身で「今季は成績の面で最も悪いシーズンの一つだった」としているものの、「次の挑戦がどんなものをもたらしてくれるのか楽しみだ」と現役を続けることに意欲も見せているジョコビッチ。2連覇中のツアー最終戦に出場はするのか、それとも来年1月の全豪オープンへ向けて英気を養うのだろうか。
Tennis Classic 編集部