【第1回】 そもそも、この国の年金制度ってどういうものなの?
「国民年金」保険料未納者はどんな人たち?
最近よく話題になる「国民年金」保険料未納の問題ですが、「第2号」は給与天引きで、「第3号」は保険料を納める必要がないので無関係です。つまり「第1号」の人たちの中で、未納者が多いことになります。厚生労働省によると、「第1号」被保険者は1742万人いて、そのうち未納者は224万人、免除者などは602万人(15年3月末現在)なので、純粋な未納者は12.9%となります。 学生、無職、フリーターのほか、会社員を辞め、次の会社に再就職するまでの期間、「第1号」になってしまう人も未納になるケースがあります。会社を辞めたらすぐに住所地の役所の「国民年金課」で「国民年金」加入の手続きをしてください。そのときは、年金手帳、印鑑、写真付きの身分証明書をお忘れなく。税金などと異なり、振り込み用紙が送られてくるわけではないので、気をつけてください。同省によると、年金未加入者は9万人(15年3月末現在)いるそうです。