「髪グチャグチャ、顔ドロドロでも輝ける」人気女子プロレスラー・安納サオリが迎えた充実期「なんかスターみたい、って(笑)」《特別グラビア》
スターダムとの“専属契約”を発表し、大きな話題を集めている安納サオリ。インタビュー後編では、人気女子レスラーになるまでの苦悩や、今後の目標などについて聞いた。《NumberWeb特撮インタビュー/全2回》 【特別グラビア】すべてのポーズが美しい…スターダム専属契約となった人気女子レスラー・安納サオリの“華麗なる闘い”と、ここでしか見られない撮りおろしグラビアフォト。この記事の写真を見る。 4月27日、スターダム最大のビッグマッチの一つである横浜BUNTAI(旧横浜文化体育館)大会で、安納サオリはタイトルマッチを行う。 団体2大王座の一つ、“白いベルト”ことワンダー・オブ・スターダムの2度目の防衛戦だ。挑戦者は羽南。恒例の「シンデレラ・トーナメント」で優勝を果たし、安納に挑戦表明した。 羽南は2004年8月生まれの19歳。2017年、中学1年生でデビューしている。アクトレスガールズ所属の新人時代にスターダムで修行していた安納と一緒に練習したこともあるそうだ。 「去年からまたスターダムに出るようになって、羽南に“覚えてる? ”って聞いたら覚えてました」 安納が久々のスターダム参戦を果たした昨年4月の横浜アリーナ大会は、羽南にとっても重要な大会だった。高校を卒業した彼女は髪を染め、コスチュームも一新してイメージチェンジを果たしたのだ。“高校生ファイター”ではなく大人のレスラーとしてトップを狙いにいく意思表示に見えた。安納も羽南を高く評価している。
対戦相手・羽南の“魅力的なところ”
「イメチェンしてから凄く成長しましたよね。意識が変わったんだと思います。去年の夏のリーグ戦でも闘いましたけど、その時とも違う。今年のシンデレラ・トーナメントを見ていると、感情の表し方が凄く魅力的で。もし羽南が挑戦表明してこなくても、仮に優勝しなくても、私から挑戦者として指名しようと思ってました」 今回は「タイトルマッチという形で、ベルトをかけて今の羽南を感じることができる。そこが楽しみです」。イメチェンからの大成長には「やっぱり、変化できる人間は素敵だなと思います」とも。 「なぜ変化するかというと、同じところにとどまってないから。そこが魅力的だし、対戦相手としては怖い存在でもあります」 羽南の“とどまらない”姿勢に反応するのは、安納も同じだからだ。昨年4月のスターダム再出場から1年、安納は団体と契約を結んだ。もう“フリー参戦”ではない。今回のタイトルマッチは“スターダムの安納サオリ”として迎えることになる。 「面白いですよね。ビッグマッチで白いベルトをかけて私と羽南が闘うなんて、1年前は誰も想像してなかったはず。しかも私はスターダムの選手になっている。それくらい変化してるんです。 これから何がどう変わるか、それこそ1年後なんて想像できない。ただその時になって変化しているように、とは思ってます。“安納がスターダムに入ってくれてよかった”となるような試合、行動を胸を張ってしていきたいですね」
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