宝塚歌劇「ベルばら」の宝塚大劇場での新人公演を11か月ぶりに復活 一禾あおは全日程休演
宝塚歌劇団は9日、雪組公演「『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-」(兵庫・宝塚大劇場=7月6日~8月11日、東京宝塚劇場=8月31日~10月13日)の全出演者と、宝塚大劇場で8月1日に新人公演を実施することを正式に発表した。 新人公演は入団7年目までの劇団員のみで上演する舞台。歌劇団では昨年9月、最年長7年目で新人公演のリーダーだった宙組娘役・Aさん(享年25)の転落死を受け、長時間労働などの見直しを行っていた。 遺族側と合意に至った先月28日には再発防止の取り組みの一環として、「新人公演の実施日程・運営方法の見直し」を発表。宝塚大劇場の新人公演の実施日を従来から1週間遅らせ、稽古開始日を本公演初日後の休演日翌日からとし、7月開幕の雪組公演から実施予定としていた。 新人公演は東京宝塚劇場では今年1月の雪組から実施されているが、宝塚大劇場ではAさんが亡くなる前に上演された昨年9月7日の月組「フリューゲル」以来、約11か月ぶりとなる。昨年11月の雪組以降は4組連続で行われていなかった。 「ベルサイユのばら」はトップスター・彩風咲奈のサヨナラ公演。 また、9年目の男役・一禾(いちか)あおが宝塚、東京とも全日程休演することも発表された。
報知新聞社