<黒執事 -寄宿学校編->セバスチャン&シエルのアニオリたっぷりショッピングシーン、ED後のアニメ映像も話題に
アニメ「黒執事 -寄宿学校編-」(毎週土曜夜11:30-深夜0:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・FOD・Huluほかで配信)の第11話(最終回)「その執事、滑走」が6月22日に放送された。第11話では、「寄宿学校編」後のシエル・ファントムハイヴ(CV.坂本真綾)とセバスチャン・ミカエリス(CV.小野大輔)の日常の風景が描かれる。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】「寄宿学校編」のとある“謎”に関係していたことが明らかとなったソーマの執事・アグニ(CV.安元洋貴) ■「寄宿学校編」のとある“謎”は、ソーマの執事・アグニが関係していた ウェストン校での任務を果たし、自宅での生活に戻ったシエルの前に現れたのは、同じく寄宿学校に入学していたソーマ・アスマン・カダール(CV.立花慎之介)とその執事・アグニ(CV.安元洋貴)である。 シエルが寄宿学校を辞めたことについて問い詰めに来たソーマが、「寄宿学校の勉強の内容は簡単」だと発言する。ウェストン校は英国屈指の名門寄宿学校だが、さすが王族の英才教育、シエル&セバスチャンも呆気に取られた様子で「え?」と言葉を発した。 また、寄宿学校ではお留守番を任されていたアグニがこっそり寄宿学校でのソーマを見に来ていたことが話題に上がる。 第3話「その執事、策謀」で夜、ソーマが象に乗った時の草むらからの物音、そして第6話「その執事、策動」にて寮対抗クリケット大会でシエルたちが「深紅の狐寮(赤寮)」に食べるように仕向けた超強力下剤入りミートパイの効果がソーマにだけ見られなかった、そのわけ。全てにアグニが関係していたことが判明した。 その後、アグニはソーマに叱られるが、「アグニwwww全バレしてるw」「やっぱりソーマとアグニが一緒にいるのいいよな...」「アグニさん登場で嬉しや嬉し」など、ふたりの掛け合いに関する愛あるコメントも多く見られた。 ■使用人たちを連れてのショッピングにはアニオリシーンも 百貨店で展開中のファントム社の新レーベルの視察と使用人たちの日用品を購入するために出かけることになったシエルたち。 使用人であるバルドロイ(CV.東地宏樹)・フィニアン(CV.梶裕貴)・メイリン(CV.加藤英美里)・スネーク(CV.寺島拓篤)がシエルと共にショッピングを楽しむ様子が描かれていた。また、原作にはない使用人たちの掛け合いのシーンも多く盛り込まれており、このアニメオリジナルシーンはファンを喜ばせたことだろう。 また、百貨店視察の前にセバスチャンの要望で訪れたのは、政府機関や学校関連機関が入る施設のサマセット・ハウスだった。セバスチャンは豪華客船編でシエルがアンダーテイカー(別名:葬儀屋、CV.諏訪部順一)より思わぬ形で受け取った「7つの遺髪入れ」に刻まれた情報を調べており、その中にシエルの祖母であるクローディア・ファントムハイヴの名があることをシエルに報告する。葬儀屋とファントムハイヴ家の関係について謎が深まるばかりだ。 シエルたちが最後に訪れた百貨店で展開中の新レーベルでは乙女のためのパフュームが発売中。少し特徴的なユニコーンのイメージキャラクターも登場している。シエルが新商品の効果的な宣伝をと考えていた矢先、馬車が横転する事故が店の前で発生――。 そこで助けに向かったセバスチャンが見た人物は、「幽鬼城殺人事件編」でお馴染みの歌手、アイリーン・ディアス(CV.宮本茉奈)と、新恋人のジュリアス・ピットマン(CV.駒田航)であった。自身が主役を務める公演に向かう途中で事故に遭い、困っていたアイリーンをセバスチャンはユニコーンのイメージキャラクターを着用し舞台まで無事に送り届ける。するとファントム社の宣伝にも繋がり、瞬く間に乙女のためのパフュームの人気が急増。全てを見越してなのだろうか、さすがセバスチャンである。 ちなみに、メイン章完結直後の1話完結EPのアニメ化は今回が初とのこと。なお、最終回終了と同時に『ミュージカル「黒執事」~寄宿学校の秘密 2024~」』の再演が決定した。 ■エンディング主題歌終了後には「緑の魔女編」の冒頭シーンも話題に エンディング主題歌終了後には、「寄宿学校編」の次の物語である「緑の魔女編」の冒頭シーンが流れ始めた。これには視聴者も驚いただろう。 「緑の魔女編」のアニメ化が決定したわけではないが、「黒執事見たけどこれ緑の魔女編やるやつよね…?」「緑の魔女編?!匂わせ??!!」「緑の魔女やってくれたら嬉しいな 緑の魔女のお話も好きなんだよね」という言葉が寄せられており、今後のアニメ『黒執事』の展開にも期待が高まる形で幕は下ろされた。 ◆文/笹本千尋