「壊れた家電を買い取ります」という人が家に来たのですが…彼らは何が「目的」なのでしょうか?
壊れた家電を買い取らせてほしいという人が自宅に突然訪問してきたり、そのような電話がかかってきたりすることがあるでしょう。処分に困っている廃家電を所有している場合、話を聞きたいとつい自宅に招いてしまうかもしれません。 しかしこのようなケースは、不用品回収詐欺の可能性があります。 今回は国民生活センターに寄せられた相談を参考に、不用品回収詐欺の手口をご紹介します。被害を防ぐためにも、不用品回収詐欺の具体的な手口を知っておきましょう。
不用品回収詐欺の手口とは?
実際に不用品回収詐欺に遭ってしまった70代女性のケースでは、以下の手口で不用品回収詐欺が行われたようです。 ・「どんなものでもいいから女性用の衣類を売ってほしい」と電話をかけてくる ・自宅に業者が来訪したが衣類は受け取らずアクセサリーや金貨はないかと催促し、売る予定のない指輪などの貴金属を出させる ・1200円の明細書とお金を渡し物品を持ち帰る このケースでの被害額は明確になっていませんが、業者が回収した貴金属は1200円よりも高値の価値があると推測されます。 上記は一部のケースであり、同様の「不用品詐欺回収詐欺」と呼ばれる手口が近年増加しているようです。
不用品回収詐欺に引っかからないようにするには?
不用品回収詐欺について、独立行政法人国民生活センターでは、消費者へ以下のように呼びかけています。 ・突然訪問してきた購入業者は家に入れないようにする ・買い取りを承諾していない貴金属の売却を迫られた場合はきっぱり断る ・購入業者から交付された書面をしっかり確認する ・クーリングオフ期間内であれば物品の引き渡しを拒める ・購入業者とトラブルになった場合は消費生活センターに相談する 購入業者が自宅に突然訪問してきた場合は、家に入れないことが安心といえるでしょう。 もし購入業者とトラブルに発展してしまい、自力での解決が難しい場合は、消費生活センターに相談することをおすすめします。