不審者から腕を掴まれたらどうやって逃げるべき?危機管理の専門家と考える夏休みを安全に過ごすためのポイント
「お菓子売り場」「トイレ」「帰り道」…子どもが1人になるタイミングに注意!
国崎さんによると、親と一緒に出かけたときにも「お菓子売り場」や「おもちゃ売り場」など、子どもが1人になる場面で注意が必要なのだそうです。 「トイレも可能なら親が付き添ってほしいが、無理な場合は万が一の時に外に声が届きやすいように、一番手前の便器を使うように約束する」と、国崎さんは気をつけるべきポイントを語り、竹山さんは「できる限り子どもは自由にさせてあげたいけれど…良からぬ輩がいるから」とため息をもらしました。 ほかにも「友達と別れて1人になるタイミング」が不審者に狙われやすいそうで、「可能なら迎えに行く。無理なら自宅の最寄りの場所まで公共交通機関を使うか、タクシーで帰るなどの選択肢も検討して欲しい」と国崎さんは主張しました。
アイドルに憧れてへそ出しルックをする娘…どう注意する?
「韓流アイドルの影響で、小3の娘がオヘソの出た服を着たがるのが心配」という街角のインタビューの声も紹介されました。 国崎さんは「(露出の多い)洋服を着た状態で写真を撮って、どこに目線が行くか親子で確認してほしい。例えばミニスカートで座ったときの露出を確認したりしながら、危ない大人がいることを伝えて欲しい」と対策を。 竹山さんは「好きな格好をさせてあげたいけどな」と再びため息をつきましたが、千秋さんと大神さんは「女の子の洋服の布の面積の小ささ」と「メイクの濃さ」が気になると指摘しました。 「足を出していると視線を感じるので見せパンを履いたり、露出するのは腕か足のどちらかにする」という高校生の声も紹介されましたが、国崎さんは「自分が露出していないと思っていても、まだ甘い。声をかけられたり、触られたりしたらどうするか、対策も話し合っておいて欲しい」と訴えました。
ウチの子に限って…と油断せず、子どもの変化や違和感ときちんと向き合って!
国崎さんは実際に逃げる際のポイントも解説しました。 腕を掴まれた場合、腕を引き抜こうとしても簡単に抜けないので、肘を上に曲げるようにして力を入れるのがポイント。腕を振り払うことが出来たら、一度地面にタッチして相手の視界から姿を隠し、ジグザグに走って逃げると良いのだそうです。 また、「吉田さん、助けて!」など架空の人に大声で助けを求めると、知り合いが近くにいるのかと不審者が警戒して、諦めてくれる可能性が高くなるのだとか。 大神さんは「痴漢に遭った子が声を出せないのを見て代わりに声を出したことがあるが、イザとなると声が出ないのでは」と不安げな表情を見せ、千秋さんは「大きい声を出す練習をしていた」と普段からの心がけの大切さを熱弁。 国崎さんは「夏休みの外出時も防犯ブザーを忘れずに」「食事をおごってあげる、など“いい人”を装う人に注意」「ウチの子に限って被害に遭うことなんてない、と思いすぎない」と、夏休みに気をつけるべきポイントをまとめ、「子どもの変化や違和感ときちんと向き合って欲しい」と保護者にアドバイスを送りました。 『ノンストップ!』(フジテレビ)2024年7月12日放送より
めざましmedia編集部