無念の早逝の兄へ吉報を届けるか “涙のダービー制覇”をともにした浜中俊騎手を鞍上に半弟が初陣V狙う
19年の日本ダービーを制したロジャーバローズの半弟となるファラオ(牡2、栗東・辻野泰之厩舎)が、土曜京都5Rの2歳新馬(芝2000m)でデビューVを狙う。 【写真】涙のダービー制覇浜中俊騎手とロジャーバローズの蹄跡 ファラオは父エピファネイア、母リトルブック、母の父Librettistの血統。半兄のロジャーバローズは19年の日本ダービー馬。20年から種牡馬となったが、今年6月に疝痛のため、8歳で早世した。また、いとこには12年の牝馬3冠などGIを7勝したジェンティルドンナ、重賞2勝のドナウブルー、近親には22年のエリザベス女王杯を制したジェラルディーナがいる。22年のセレクトセール当歳で5200万円(税抜)で取引された。 ここまで坂路とCWを併用し、何度も併せ馬をこなしてきた。時計は目立たないが、血統的には芝の実戦にいって良さそう。兄で日本ダービー初制覇を果たした浜中俊騎手を背に、是非とも初陣をモノにしたい。