2004年10月23日に『新潟県中越地震』が発生… 20年の節目に、当時の出来事を振り返ります。 【写真を見る】車中避難が生んだ“悲劇” エコノミークラス症候群で4人が死亡【中越地震・20の記憶】 ■中越地震 20の記憶 最大震度7の本震から2か月間に、震度5弱以上の余震は18回に上ったこの地震では、車での避難生活による『エコノミークラス症候群』が初めてクローズアップされました。 車の中で夜を過ごす被災者も目立つなか、『エコノミークラス症候群』が原因で、4人が死亡するという新たな悲劇が生じたのです。 新潟大学 呼吸循環器外科の医師である榛沢和彦教授の調査では、車で避難生活を送った人の31％に“血栓”などが確認されました。 「危険性でいえば、4時間以上じっとしていたら血栓ができる可能性がある」 その後の災害では中越地震の教訓は生かされ、車に避難する人は減り、血栓が確認された被災者は激減しました。