マシュー・ボーンの野心作『ロミオ+ジュリエット』本日開幕
マシュー・ボーンの野心作『ロミオ+ジュリエット』が、2024年4月10日(水) に東京・東急シアターオーブで初日を迎えた。 【全ての写真】マシュー・ボーンの野心作『ロミオ+ジュリエット』 マシュー・ボーン作品の日本での上演は、2019年の“新演出版”『白鳥の湖』以来5年ぶり。舞台は14世紀のイタリアではなく近未来で、反抗的な若者たちの矯正施設“ヴェローナ・インスティテュート”で物語は繰り広げられる。対立するモンタギュー家とキャピュレット家という存在は無いが、理不尽な抑圧の中で若者たちが抱える生きづらさは共通のテーマだ。 原作ではジュリエットに密かに想いを寄せる従兄のティボルトは、ここではジュリエットを蹂躙する看守であり、ふたりの恋人たちを支援するローレンス神父は女性に変わっているものの頼れる存在のまま、そしてロミオの親友であるマキューシオはゲイとして描かれていたりと、マシュー・ボーンならではの“ずらし”を発見するのも楽しみのひとつとなっている。 『ロミオ+ジュリエット』は、4月21日(日) まで同所で上演される。 <公演情報> マシュー・ボーンの『ロミオ+ジュリエット』 原作:ウィリアム・シェイクスピア 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ 演出・振付:マシュー・ボーン 日程:2024年4月10日(水)~4月21日(日) 会場:東京・東急シアターオーブ