Googleスプレッドシートを使えば、効率的に日々の外国語を学習できる。

意外かもしれないが、語学学習やちょっとした資料のために、日本語とその外国語訳の一覧を作成するなら、「Googleスプレッドシート」がオススメだ。 【全画像をみる】Googleスプレッドシートを英語学習ツールに活用。複数の単語や文を翻訳するには？ Googleスプレッドシートには、入力した文字を自動で翻訳してくれる「関数」が存在するからだ。

「GOOGLETRANSLATE関数」で自動翻訳

Googleスプレッドシートで翻訳機能を果たす関数は「GOOGLETRANSLATE」だ。 例えば、日本語を入力して自動翻訳した英語を表示したいとする。 A列に日本語、B列に英語を入力する場合、まずはA列に翻訳したい日本語を入力しておく。 次に、B列のセルを選択し、「=GOOGLETRANSLATE」と入力するか、関数アイコンをクリックし「Google」→「GOOGLETRANSLATE」を選択する。 この状態で、A列の翻訳したい日本語をクリックすると、=GOOGLETRANSLATEの後に「A●（行番号）」と入力される。あとは翻訳元の言語コードと翻訳後の言語コードを指定する。 構文としては「GOOGLETRANSLATE （翻訳元のセル, 翻訳元言語, 翻訳語言語）」となる。 例では、翻訳元は日本語なので言語コードは"ja"。翻訳後は英語なので言語コードは"en"となるため、「=GOOGLETRANSLATE(A2,"ja","en")」となる。 入力できると、自動でGoogle翻訳へとアクセスし、自動で翻訳された文字が入力される。あとはほかのセルにも関数をコピーしていけばいい。

英語以外の言語コードにも対応

英語以外も言語コードを入力すれば対応可能。主な言語コードは下記のようになっている。 言語名 言語コード 英語 en フランス語 fr スペイン語 es ドイツ語 de 中国語 zh 韓国語 ko 日本語 ja 先ほど作成した英語へ翻訳する構文を、別の列にコピー＆ペーストして、言語コードだけ書き換えればいい。 そのほかの言語の言語コードは、「ISO 639-1コード一覧」と検索して調べてみよう。 ちなみに、Googleスプレッドシートには、入力されたテキストの言語コードを表示する関数「DETECTLANGUAGE」も用意されている。 そのため、言語コードを調べたい場合、いったんその言語の単語や文章などをセルに入力して、別セルに「=DETECTLANGUAGE(言語判別したいセル)」と入力すれば、言語コードを表示するので覚えておこう。