【恒例】「秋の有田陶磁器まつり」始まる “佳子さま効果”で話題のアクセサリーも登場 佐賀
FBS福岡放送
佐賀県有田町では、20日から恒例の「秋の有田陶磁器まつり」が始まりました。先日、佐賀を訪問された“佳子さま効果”で話題となった商品も並んでいます。
■吉村史織アナウンサー 「こちらは有田町のシンボル、大イチョウです。上の方にかけて、6・7割ほど黄色く色づいていて、青空とのコントラストがよく映えます。」 佐賀県有田町では、樹齢およそ1000年の大イチョウが見頃を迎えています。訪れた人たちが見上げるようにカメラを向けて、秋の深まりを楽しんでいました。有田町の秋の風物詩「秋の有田陶磁器まつり」は20日、始まりました。
■吉村アナウンサー 「祭り期間中ということで、店の前には特別な棚が出され、ずらっとお値打ちな陶器が並んでいます。中には、5個で2000円の商品が並ぶ棚もあり、とてもお得です。」 ■訪れた人 「高知からです。陶磁器まつりのために今回来ました。あまり買い込まないように注意しないと、持って帰るのが大変。」 「お店で使う器を買いに来ました。さっきも30皿くらい買いました。」
この工房では、WEB通販で9か月待ちの人気商品が、祭りに合わせて店頭販売されていました。 ■器とデザイン・宮崎雄太さん 「佳子さまがつけられたアクセサリーだと思うので、注目されているのかなと思います。」 10月に佐賀県を訪れ、国民スポーツ大会を観覧された秋篠宮家の二女、佳子さま。耳もとのアクセサリーがこの工房で製作されたものだと、インターネットを中心に話題になったといいます。
■宮崎さん 「(ECサイトで)売れていった。調べたら、佳子さまがつけていたとXやWEBで見つけて。写真を拡大したら、たぶん僕がデザインしたものっぽいなと。」 熱心にイヤリングを見たあと、購入した人は。 ■訪れた人 「佳子さまがつけていらっしゃったと聞いたので。実物を見るとかわいかったので、ご縁で購入したいなと思いました。今から(どんな服に合わせるのか)考えるのも楽しみです。」
イヤリングをデザインした宮崎さんは、絵付けを担当した伝統工芸士の柄崎一雄さんにも反響の大きさを伝えようとしました。 ■宮崎さん 「柄崎さんに佳子さまがつけているみたいと電話したら、奥さんが出て入院していると聞き、そうなんだと思っていたら、 2日後に娘さんから電話で、亡くなったと。」 柄崎さんは生前、数百年後に残るような作品を描きたいと話していたといいます。 ■宮崎さん 「最後の大仕事をやってもらったなと。喜んでいると思います。」 職人の思いが込められたイヤリングとピアスは「秋の有田陶磁器まつり」期間中の24日まで、1日5個ずつ店頭で毎日販売されています。