阪神・梅野隆太郎、巨人移籍・甲斐につけ込む隙あり! 「投手の特徴つかむのは苦労する」
甲斐に隙あり! 阪神・梅野隆太郎捕手(33)が22日、大阪市内のホテルでファンクラブイベント「クリスマスパーティー」に参加。ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使して巨人への移籍が決定した甲斐拓也捕手(32)について、「つけ込める」と断言した。球界を代表する百戦錬磨の相手だが、虎の扇の要は「ピッチャーの特徴をつかむ上では苦労する」と新チームでの難しさを強調。TG捕手対決へ、闘志をみなぎらせた。 宿敵に強敵が加わる。セ王者の巨人にやってくる優勝請負人。だからといって負けるわけにはいかない。乗り越える壁は高い方がいい。虎を支える扇の要として、梅野が甲斐との対決に闘志を燃やした。 「まずはチームが勝つためにしっかり戦っていきたい。捕手という扇の要のところで個人としてもチームとしても負けないようにしていきたい」 同じ九州出身。1学年下の甲斐は大分・楊志館高から育成でソフトバンクに入団し、一足先にプロの世界へと飛び込んだ。「自分が(福岡)大学のとき、甲斐が(ソフトバンクの)3軍で試合をしていた」と付き合いは長い。プロ入り後、ともにセ、パを代表する捕手となり、交流戦のほか球宴でも何度も顔を合わせ、2021年の東京五輪では互いに日の丸を背負い金メダル獲得に貢献した。 「勝負師として、負けん気の強さというか、やっぱりチームの活気が上がるような、そういう性格のキャッチャーだと思う。勝負どころでの送球の強さとかというのは、すごいひかれるものがあるので、そういうところを負けないように」 2018年と21年に盗塁阻止率4割超えをマークするなど、〝甲斐キャノン〟と呼ばれる強肩の持ち主。梅野が性格も野球の技術も認める後輩は、国内FA権を行使し、来季から巨人に加入する。「今年も(ソフトバンクで)リーグ優勝を経験して。この12球団の中で、一番ってぐらいたくさんの経験をしているキャッチャー」。4度の日本一に、豊富な代表キャリア。球界屈指の名捕手は、来年から虎の前に立ちはだかる大きな壁だ。それでも、梅野は悲観していなかった。 「俺らのつけ込めるところというのはあったりもするのかなと思う」