福島県川内村のワイナリー 昨年収穫したブドウで醸造白ワインが完成 24日に販売開始
福島県川内村のワイナリーで昨年収穫したブドウで醸造した白ワインが完成し、24日に販売が始まった。村複合商業施設「YO―TASHI」で試飲販売会が開かれ、関係者が香り豊かなワインを味わい、農業再生と地域活性化への思いを新たにした。 発売したのは「ヴィラージュ シャルドネ 2023」と「ヴィラージュ ブラン 2023」の2種類。税込み価格はシャルドネが3300円、ブランが2970円。計3600本を製造した。ワイナリーや村内の小売店で取り扱っている。村外でも順次、販売する。醸造元のかわうちワインの猪狩貢社長は「昨年は天候に恵まれ、良質なブドウが収穫できた。フルーティーな香りと、さっぱりした味わいを楽しめる」と話した。今年は赤やロゼを含め、15銘柄のワインを計2万本製造する予定。 試飲販売会には関係者ら約20人が出席した。猪狩社長、遠藤雄幸村長があいさつし、井出茂村商工会長の発声で乾杯した。
村内では2016(平成28)年春、標高約750メートルの高田島ヴィンヤードでブドウ栽培が始まった。現在は約4ヘクタールの畑で約1万6千本を栽培している。 問い合わせはかわうちワインへ。