【日本代表】森保監督「堂安律にはシャドーとウイングバックの2つでプレーを」一問一答3
サッカー日本代表が10日、W杯アジア2次予選B組最終のシリア戦(11日・エディオンピースウイング広島)に向けて公式練習を行った。広島での国際Aマッチは04年7月4日スロバキア戦以来、20年ぶり。森保監督の公式会見は次の通り。 ◇ ◇ -堂安選手ですが、この前はシャドーでプレーしましたが、フライブルクでウイングバックをしているので、その起用法は 「3-4-2-1とした場合、律にはシャドーとウイングバックの2つのポジションでプレーしてもらいたいと考えています。シャドーのポジションでプレーしてもらったので、ウイングバックでプレーしてもらって、チームとして戦術の幅を広げてもらいたい。 攻撃の部分で彼の良さを出してもらいたいというのと、彼のフライブルクでプレーしている昨シーズン、ウイングバックで献身的に走って、攻撃にゴール前で絡んで。守備でもゴール前まで戻って相手の攻撃を防いでいる。彼のような攻撃に特長があって、得点に絡める選手がより日本がアジアで確実に勝つために、そして世界で勝っていくためにうまい選手がハードワークして、攻守ともにチームに貢献するというのを期待したい。こんなにうまい選手がこんなにハードワークするんだということを、将来、プロや日本代表を目指している子どもたち、少年少女に見てもらえたらうれしいなと思います」 -左サイドもそう意味では前田大然選手とか。左サイドのハードワークの象徴みたいな選手です 「彼らは攻撃に特長のある選手たちです。そういう得点に絡める選手は長い距離を走って守備に貢献するのは期待したいと思いますし、サッカー少年少女という日本の宝となる子どもたちについて話したけど、日本代表がアジアでより確実に勝てるように、世界で勝てるように、W杯で優勝できるように、全員攻守というのは現段階では絶対必要だと思っているので。少年少女だけでなく日本代表を目指している選手たちにも、うまい選手はこれだけ走るんだというところを見てほしい」 -3バックがフォーカスされていますけど、攻撃のところを意識した3バックということで、その能力を備えた選手が多くなったことが一因ですか 「今の日本人のサッカー選手が世界で非常に多く戦っていて、ポジションの部分では2列目の選手がより多く、ヨーロッパの舞台で戦っているというのは感じていましたが、全体的に前線、2列目、中盤、DFラインの選手がヨーロッパや世界の舞台で力を見せてくれていると感じている。DFラインの選手がヨーロッパで力を見せてくれている。守備を安定させて、カバーしなければいけないプレーエリア、そこをカバーしながら攻撃に移していけるというところを具現化できている。それによってこのチャレンジができていると思います。 直近のミャンマー戦は勝たなければいけない相手でしたが、それでも攻撃の部分で、守備の意識を忘れずにいいバランスの中で無失点に、攻撃の部分でもトライしてくれた。3バック、4バックということで違いがあるように思いますが、実は試合では実は4バック気味になったり、選手が状況によって、仕掛けたり、受け身になったり、試合の中で可変しながら戦いの中でバランスをコントロールしてくれている。トレーニングの中でもやりますが、試合の中で必ず変えてやるという、受け身であれ、攻撃的であれ、我々が主体で可変していくというのはやっている。そして質問に対しての答えですが、DFラインの選手が力を見せてくれているお陰で、守備から攻撃のコンセプトを具現化できていると思います」