全国で唯一!神戸の「無印良品」がイメチェン、トーン落としたシックな空間に
■ トーンを落とした「こげ茶」な店内
神戸の商業施設「神戸BAL」(神戸市中央区)の大規模改修にあわせて10月25日、3フロアの「無印良品」がリニューアル。通常の店舗デザインとは異なる、ここでしか体験できない空間が完成した。 【写真】打って変わって…先日大阪・梅田にオープンした無印は「真っ白」 店舗の内装デザインは、「無印良品」のアドバイザリーボードでもあるプロダクトデザイナー・深澤直人氏が監修。「神戸BAL」側からの依頼となり、無印良品として同じデザインの店舗展開はないという。つまり、ここだけのオンリー空間ということに。 エスカレーターで4階に到着すると、ナチュラルな木カラーではなく、トーンを落としたこげ茶の棚と天井ルーバー、ブラックスチールでまとめられたシックな空間に迎えられる。一瞬、無印ではないように感じるが、ならんでいる商品はお馴染みのものだ。 担当者は「上質な買い物体験を提供していこうということで、大きく刷新しています。創業当初から弊社が大事にしている木、金(金属)、土(土や石)の自然素材を軸足に置きながら『神戸BAL』にふさわしいトーンを落とした落ち着きのあるデザインにまとめています」と話す。
特にほかの店舗と異なる内装を感じるのは4階と5階で、6階は高い天井の明るいカラーにまとめられている。 6階の大型の窓が印象的なカフェ・レストラン「Cafe&Meal MUJI」もリニューアル。これまでのデリスタイルから、米粉のルーロー麺や出来立てパンケーキなどの提供スタイルに一新。座席タイプもソファやカウンターなどバリエーションが増えて、よりゆったり過ごせるようになった。また、関西エリアで初めてとなる、人気のアイスクリームをカップで提供するコーナーが設置された。 「無印良品 神戸BAL店」の場所は、「神戸BAL」4~6階。営業時間は、朝11時から夜8時。 取材・文・写真/太田浩子