『SING/シング:ネクストステージ』は字幕も吹替も捨てがたい 必聴のカバーソングの数々
日本語吹替版ではSixTONESのジェシーとMISIAがデュエット
今回、ミーナは恋に落ちるが、その相手のアルフォンゾの声を、ファレル・ウィリアムスが演じている。ファレルと言えば、『怪盗グルーのミニオン危機一発』のサウンドトラックアルバムに収録された「ハッピー」を大ヒットさせたことで有名だが、『SING/シング:ネクストステージ』では、ミーナ役のトリー・ケリーと美しいデュエットで、ディオンヌ・ワーウィックの「小さな願い」を歌っている。日本語吹替版でアルフォンゾの声を演じたのは、SixTONESのジェシー。MISIAとジェシーのデュエットにも、ぜひ耳を傾けてほしい。 そして、『SING/シング:ネクストステージ』の一番の大物キャラクター、クレイ・キャロウェイの登場シーンでは、U2のボノの歌声を聞くことができる。クレイがアッシュと共にU2の「終わりなき旅」を歌うシーンで、ギターをかき鳴らしながら現れるクレイがものすごくカッコいい! 日本語吹替版ではB'zの稲葉浩志がクレイの声を演じ、アッシュ役の長澤まさみとのデュエットを披露している。 ボノも稲葉も大好きな筆者のような人にとっては『SING/シング:ネクストステージ』はご褒美のような映画だ。地上波初放送のこの機会に、数々のヒット曲に浸りながら、動物たちが活躍する楽しい本作を堪能してほしい。
清水久美子