神秘的な夜を…雲仙ゴルフ場「プレミアムナイト」 111年の歴史に思いをはせ
国立公園内にあり自然に囲まれた長崎県雲仙市小浜町雲仙の雲仙ゴルフ場で13日夜、大正時代以来111年の歴史に思いをはせながら、星空を観賞する初のイベント「プレミアムナイト」が始まった。プロジェクションマッピングもあり、多くの家族連れらが神秘的な夜を楽しんだ。17日まで。 明治期から欧米人の避暑地として人気を集めた雲仙。同ゴルフ場は観光開発の一つとして1913年にオープン。その歴史を知ってもらい、標高約750メートルからの美しい星空を見てほしいと雲仙観光局が企画した。ゴルフ場が夜に開場するのは珍しいという。 参加者はガイドからゴルフ場の歴史を聞いた後、9番ホールへ。天体望遠鏡で月や土星などを見て「きれい」と声を上げた。クラブハウス2階に移動し、大木とコースに映し出されたプロジェクションマッピングを楽しんだ。 家族で訪れた市立小浜小5年の近藤咲良さん(11)は「土星の輪がくっきり見えてびっくり。プロジェクションマッピングは星が地面に降りたみたいにきれいだった」と笑顔で語った。 参加費2千円、小学生以下無料。曇りでもガイドツアーが楽しめる。問い合わせは雲仙観光局(電0957・73・3434)。