『無能の鷹』『わたしの宝物』出演、お騒がせバンドの35歳ドラマーが“女優”でブレイク中のわけ
良作がにぎわい、近年まれにみる豊作と言われているこの秋の連続ドラマ。その中でも注目を浴びているのが『わたしの宝物』(フジテレビ系)と『無能の鷹』(テレビ朝日系)です。それぞれテイストは違いますが、「一度見ると目が離せない」「次が気になる」と話題になっています。 その2作に両方ともレギュラー出演しているのが、さとうほなみさん。人気ロックバンド・ゲスの極み乙女のドラマー、ほな・いこかとしても有名ですが、近年は女優としての活動が活発になっています。異色の経歴を持つ彼女が今、ドラマで引っ張りだこの理由はどこにあるのでしょうか。
『無能の鷹』『わたしの宝物』今期の話題作に抜擢
人気マンガが原作で、根本ノンジ氏の脚本によるドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)では、主人公・鷹野に翻弄されている中堅社員・鵜飼朱音を演じているさとうさん。社会人能力皆無だが堂々としている主人公とは真逆の、出世欲に溢れる学級委員的キャラクターを演じています。鵜飼役はオープニングタイトルにも登場する主要キャラで、第三羽(三話)ではメインのストーリーが展開され、その中ではラップも披露しました。 一方、托卵をテーマにしたドロドロ展開のドラマ『わたしの宝物』(フジテレビ系)では、主人公に想いを寄せる男・冬月稜(深澤辰哉)をけなげに想うビジネスパートナー・水木莉紗を演じています。真逆の雰囲気の2作でありながらも、いずれも生き生きと演じ、強力な印象をのこしているさとうさん。女優としての幅の広さを感じさせています。 さとうほなみさんは前述の通り、人気ロックバンド・ゲスの極み乙女のドラマー、ほな・いこかとして活躍中です。 ミュージシャンとしてのイメージが強い彼女ですが、実はゲスの極み乙女結成前の2002年には「ちゃおアイドルガールコンテスト」にて審査員特別賞を受賞し、映画『スワンズソング』のキャストオーディションではグランプリを受賞、その後は2004年ごろまでモデルや俳優、タレントとしての活動を幅広く行っていました。