阪神・佐藤輝明が4番でマルチ安打 ソフトバンク石川とのモノノフ対決にも完勝
(日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク1ー4阪神、3回戦、ソフトバンク2勝1敗、16日、みずほペイペイ)〝新4番〟が復調気配を漂わせ、博多の虎党をどっとわかせた。2試合連続で「4番・三塁」でスタメン出場した阪神・佐藤輝明内野手(25)が、今月7日以来、今季7度目の複数安打で連敗ストップに貢献した。 【写真】仲良しコンビ…佐藤輝明を引っ張る阪神・ミエセス 「引っ張れたのでよかった」 力強くうなずいたのは、一回1死一、二塁でソフトバンク先発・石川の直球を捉えて右前打で満塁とし、続く前川の満塁弾につなげた場面だ。三回2死では外角へのフォークを弾き返し、左中間への二塁打でチャンスメーク。「うまく落ちる球に対応できた」と胸を張った。 石川は自身と同じく人気アイドルグループ、ももいろクローバーZの大ファン。4年連続となった通称〝モノノフ〟対決は通算9打数6安打1打点と圧倒しているが、左の大砲は「自分は特に気にしてないですけど」と冷静だった。大山が2軍調整を続ける中、岡田監督の打線のテコ入れで14日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)から4番を務め、2試合連続安打。主砲がHランプを灯せば、得点力アップにもつながる。 佐藤輝は打順については「いや、特に意識はしてないです」と淡々と話し、大阪への帰路についた。集中力を研ぎ澄ませ、勝利だけを追い求める。(新里公章)