35mmの小径サイズになってラインナップもズラリ! ネオ・ヴィンテージの世界観をさらに広げる「ミレジム」の魅力とは
●GPHG 2023にて部門賞を制した話題作がジェンダーフリーな小径サイズで登場
スイス・ジュネーブにて1976年に創業、以来半世紀近くにわたって一族による独立経営を維持し続けているレイモンド・ウェイル。 【画像】ゴールドPVDモデルも捨てがたい…全モデルを画像で見る(17枚) 老舗ひしめくスイス高級時計業界にあってはまだ若いブランドながら、確かな品質と洗練されたデザインによって、その存在を確かなものにしています。 特に時計愛好家であれば、昨年11月に開催されたGPHGことジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2023にて新作「ミレジム」がチャレンジウォッチ部門賞に輝いたのは記憶に新しいところ。栄誉あるアワードの受賞をきっかけに日本国内での人気も高まりつつある、今注目のウォッチメーカーのひとつです。 そんなレイモンド・ウェイルよりこの秋、栄えある受賞作の特徴的なデザインを継承しつつ、ケースサイズを従来の39.5mmからひと回り小さな35mmへとダウンサイジングした「ミレジム 35 センターセコンド」が登場。 世界の賞賛を集めた話題作が、身につける人を選ばないジェンダーフリーなサイズになって上陸です。
●小ぶりなサイズがヴィンテージ調デザインを引き立てる。豊富なバリエーションにも注目
フランス語で“ヴィンテージ”を意味する「ミレジム(millésime)」の名の通り、このモデルは1930年代に流行したアールデコ様式を強く意識したもの。 その影響は特に、時・分・秒の目盛りをそれぞれ別のトラックに振り分けたセクターダイヤルや、厚みのあるボックス型風防、先端を猫足のように丸めた長いケースラグなどに色濃く見られます。
一方でレイモンド ウェイルはこれら当時のデザインを単純に復刻するにとどまらず、現代的なセンスで再解釈。例えばセクターダイヤルは中央部分とアワートラック、ミニッツトラックとで仕上げや高さを変えることで、ダイヤル全体に表情の変化と視認性の良さをプラス。 風防には1930年代当時のプラスチックの質感をイメージしつつ、硬度が高いサファイアクリスタルを美しいボックス型に切削することで耐傷性を向上。 また、時分針はあえてクラシカルなスタイルではなくミニマムなシルエットにデザイン、センターには縦横のラインを大胆に走らせることで現代的なテイストをプラス。 ノスタルジーに陥らないシャープなデザインが、ブランドの世界観をシンプルに体現しています。 これら基本となるデザインは従来モデルから受け継ぐものですが、秒表示に関しては従来モデルのスモールセコンドからセンター針へと変更。 また5連仕様のエレガントなブレスレットを備えたモデルや、ラグ部分にラボグロウンダイヤモンドを埋め込んだモデル、芳醇なバーガンディブラウンのダイヤルをローズゴールドPVDを施したケースが包んだモデルなど、華やかなバリエーションもずらりと揃います。 身につける人を選ばないジェンダーレスなサイズは、同時にデザインソースとなっている1930年代当時主流だったサイズ感(直径30mm~38mm)を踏まえたもの。小ぶりなサイズがネオ・ヴィンテージウォッチの魅力をいっそう際立たせる注目作です。 ●製品仕様 「レイモンド ウェイル ミレジム 35 センターセコンド」 ・品番・価格(消費税込): 2125-STC-65001・28万6000円、2125-ST-65001・30万8000円、 2125-SCS-50011・34万1000円、2125-STS-50011・36万3000円 、 2125-P5-45001・34万1000円 ・ケースサイズ:35mm径・9.18mm厚 ・ケース:ステンレススティール/ステンレススティール(ローズゴールドPVD) ・バンド:カーフレザーストラップ/ステンレススティールブレスレット/ステンレススティール(ローズゴールドPVD)ブレスレット ・風防:サファイアクリスタル 両面無反射コーティング ・ムーブメント:機械式 自動巻 RW4200(SW200) ・駆動時間:パワーリザーブ約41時間 ・防水性能:5気圧防水 ・発売時期:2024年10月1日
VAGUE編集部