【バレー】男子日本代表、石川祐希主将完全復活も48年ぶりのベスト4進出ならず、フルセットで惜敗 パリ五輪準々決勝
パリ五輪男子バレーボール競技は日本時間の5日、フランス・パリで準々決勝を行い、日本はイタリアと対戦。調子を落としていた石川祐希主将が完全復活するも、フルセットの大激闘の末、2-3(25-20、25-23、25-27、24-26、15-17)で逆転負け。ベスト8で大会を終えた。 日本チームのスターティングメンバーは、西田有志、山内晶大、関田誠大、髙橋健太郎、髙橋藍、石川祐希(主将)、リベロ・山本智大。 第1セット、序盤は競り合う展開。その後石川の活躍で3連続ポイントし、9-7。西田のバックアタック、サービスエースなどで13-10。セット後半には髙橋健太郎のサーブ時に石川、西田、山内が決めて6連続得点し、20-12とする。西田がブロックアウトで決めてセットポイントを握るが、ここからイタリアが3連続得点し、23-20。しかし、最後はイタリアのサーブがアウトになり、日本がセットを先取した。 第2セット、第1セット同様、立ち上がりは競り合う。しかし、ここから抜け出したのはイタリア。ガラッシのサービスエースなどで9-12とリードされ、日本がタイムアウト。その後もラビアらの活躍でイタリアのリードが続き、13-16の場面で日本はタイムアウトを使い果たす。石川の活躍で17-17に追いつくが、ここから再度逆転され、20-22。石川のスパイクで22-22とし、ここから4連続得点で25-23でセットを連取した。 第3セット、2セット連取で勢いづいた日本が序盤からリード。西田の強烈なサービスエースで6-3としたところでイタリアはたまらずタイムアウトをとる。その後も日本はリードを保つが、ミキエレットらの活躍でイタリアが3連続得点し、13-12。中盤以降は拮抗するが、髙橋藍、石川が連続得点し、23-21。山本の好ディグから石川が決めて、マッチポイントを握るも、ここからイタリアはジャネッリのサービスエースなどでデュースに持ち込む。日本も石川の攻撃で粘りを見せるが、25-27で惜しくもセットを落とした。 第4セット、イタリアのリードで進み、山内のクイックを止められ、7-10としたところで日本がタイムアウト。西田のサービスエースで10-12まで追い上げ、今度はイタリアがタイムアウトをとる。イタリアリードで進むが、日本は1点差で粘り、19-19で遂に追いつき、髙橋藍のサービスエースで21-20。一度は逆転に成功するが、石川が止められ、21-22。日本はデュースに持ち込むが、石川、髙橋藍が連続で止められ、24-26でセットを落とす。 最終セット、髙橋健太郎に代え、小野寺太志を入れてスタート。イタリアが先行するが、西田の活躍で3連続得点し、6-4と抜け出す。ラリー中に小野寺が決め、8-6でコートチェンジ。石川が決めて、10-9とした後、相手に連続得点され、10-11と逆転される。接戦は最後まで続き、このセットもデュースに。15-14とリードするも逆転され、最後は15-17。勝てば48年ぶりのベスト4進出だったが、惜しくも準決勝進出は成らなかった。