韓国1~3四半期の日本発着便、過去最多…円安・景気低迷影響
【10月27日 KOREA WAVE】韓国で今年第1~第3四半期の日本出発・到着航空便が過去最多の便数を記録したことがわかった。円安と景気低迷が重なったため日本に行く海外旅行客が急増し、航空会社が増便・新規就航に拍車をかけているためだ。業界ではこのような現象が年末も続くものと見ている。 国土交通省の航空統計によると、今年1~9月の日本出発・到着航空便は10万614便で、従来までの最高だった2019年の9万6726便を上回り、初めて10万便を超えた。円安現象と景気低迷が重なり、昨年から増加傾向を見せていた日本旅行の需要が今年下半期まで着実に続いた影響だ。 実際、同じ期間に日本発・到着旅客数は1832万557人で、いままでの最多だった2019年の1560万6187人よりも17.4%ほど多かった。航空会社がこのような旅行需要に対応するために日本行きの航空便を増やしたり新規就航したことで航空便が増加したわけだ。 大韓航空は、昨年から日本の主要地域路線を増便している。先月2日からは週3往復運行していた▽仁川―鹿児島路線を5往復に増やし、28日から7往復に拡大する。アシアナ航空も夏季の繁忙期を迎え、7月から▽仁川―大阪路線を週21→23往復▽仁川―沖縄路線を週7→13往復▽仁川―札幌路線を週7→9往復▽仁川―旭川の不定期便を週2往復にして対応してきた。近距離旅行を中心とする済州航空も1月12日から▽仁川―大分路線を週3→5往復▽仁川―広島路線を週7→14往復に増便し、6月には▽仁川―札幌▽仁川―松山路線を2倍に増やした。 航空会社は下半期にもこうした傾向が続くと見て、日本路線の増便・新規就航を予定している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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