自転車を「酒気帯び」運転容疑、福岡と沖縄で初の逮捕者…1日に法改正
福岡、沖縄両県警は3日夜、改正道路交通法で罰則対象になった自転車の酒気帯び運転容疑で、それぞれ1人を現行犯逮捕した。捜査関係者などによると、今月1日の法施行後、両県警が同容疑で逮捕したのは初めて。 【図】一目でわかる…自転車の「ながら運転」、改正道交法でどう変わる?
福岡県警中央署が逮捕したのは住居不定、無職の男(28)。発表によると、男は福岡市中央区天神2の市道で酒気を帯びて自転車を運転した疑い。署員が車の事故を処理していたところ、男の自転車が路肩の軽乗用車に衝突し、基準値の約2倍のアルコール分が検出された。
一方、沖縄県警八重山署は、同県石垣市新栄町の市道で、住所不詳、自称建築作業員の男(45)を逮捕した。
以前の道交法では、自転車は酒酔い運転のみが罰則対象だったが、改正法では、酒気帯び運転(呼気1リットルあたり0・15ミリ・グラム以上のアルコール分)にも「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されることになった。