こんぴら歌舞伎5日開幕!松本幸四郎さんら役者9人がお練り 5年ぶり街に熱気「色っぽくて、ちょっと緊張」
5年ぶりとなる四国こんぴら歌舞伎大芝居が5日に開幕します。出演する役者が恒例の「お練り」を行い、久しぶりに街が熱気で包まれました。
(松木梨菜リポート) 「もうまもなくお練りが始まるということで参道にはたくさんの人が集まっています。熱気伝わってきます。こちらの道路沿いにも多くの人が列をつくっています」 お練りは午後1時ごろにスタートし、歌舞伎役者9人が人力車に乗ってゆっくりと街を練り歩きました。 松本幸四郎さんはこんぴら歌舞伎には10年ぶり5回目の出演です。 (10年ぶり5回目の出演/松本幸四郎さん) 「どれもが初めての役ばかりですけど 精いっぱい務めるのみです。ここで力をいただいて恩返しをしたいと思います」 中村雀右衛門さんは7年ぶり9回目の出演です。 (7年ぶり9回目の出演/中村雀右衛門さん) 「久しぶりのお練りもちょっと興奮しております。この熱気に負けないように熱い舞台をしたいと思います」 松本幸四郎さんとの親子共演となる市川染五郎さんは初めて金丸座の舞台に立ちます。 (初出演/市川染五郎さん) 「うれしいです。とにかく楽しんでいただけるように頑張りたいと思います」 5年ぶりに行われた「お練り」は、地元の人や観光客ら大勢の人でにぎわいました。 (訪れた人は―) 「久しぶりに町全体が華やいで、楽しい雰囲気で遊ばしてもらっています」 「(お目当ては)幸四郎さんです。小さなころからテレビで見ていたので、ファンでうれしかったです」 「1人だけテレビで見たことある人がいて、めちゃくちゃかっこよかったです」 「染五郎さん、色っぽくて、ちょっと緊張しました」 「(Q.生の染五郎さんは?)顔がちっちゃくてイケメンでした」 公演は5日から21日まで、休演日を除いて1日2回開かれます。(※11日は休演日) 廻り舞台や客席など金丸座の特徴を生かした演出を取り入れながら「教草吉原雀」などの4演目を上演します。 3日の舞台稽古では、衣装をまとった役者たちが動きなどを細かく確認していました。 (松本幸四郎さん) 「ここですからね、ここに座って、ここですからね役者を見るのは、この高さでこの距離で。それを改めてお客さまに喜んで驚いていただくための舞台機構であり、演出なんだと、改めて自分自身やる側としても感じて、感動していただける舞台を務めたい」
KSB瀬戸内海放送