神回3連発! 動の『ウィストリア』、静の『マケイン』、飛び道具の『貼りまわれこいぬ』
エンディングがさらにグッとくるように『負けヒロインが多すぎる!』第7話
“負けヒロイン”たちを扱ったコメディ作品である本作、第7話ではふたり目の負けヒロイン・焼塩檸檬が想いを寄せていた幼なじみ・綾野光希やその彼女・朝雲千早と話をし、負けを受け入れて前を向く……という話でした。 ただその流れで「実はかつて檸檬と綾野は両思いだった」(勝ちヒロインになれるはずが、負けヒロインになった)ことが判明するとか、時計の長針と短針を効果的に使ったカットや、終始暗いシーン続きながら終盤に明るくなるといった演出のおかげで切なさや“心抉られる感”が倍増。『ウィストリア』第7話が動とすれば、『マケイン』第7話は静のすごみが感じられる神回でした。
ショートアニメで特殊エンディング!? 『貼りまわれ!こいぬ』第20話
犬たちの日常を描くショートアニメ『貼りまわれ!こいぬ』、第20話は普段の舞台である町中ではなく、まるで『バーテンダー 神のグラス』のようなバーなど大人な世界で話が進行しました。 それだけでも異例なのに、そんなエピソードを締めたのが人生、ならぬ犬生相談をする酒場のママ(?)による演歌。いわゆる特殊エンディングですが、ショートアニメではなかなか珍しい。『貼りまわれ!こいぬ』、やはり侮れません。
はるのおと