「グラチャンバレー」中垣内監督、石川、柳田らの意気込み
「グラチャンバレー」中垣内監督、石川、柳田らの意気込み
グラチャンバレー「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017」の男子大会が12日、開幕。名古屋を皮切りに大阪(大阪市中央体育館)でも3試合行われる。ブラジル、アメリカ、イタリア、イラン、フランスを龍神NIPPONが迎え撃つ。現在の全日本男子は日本バレー史上最高、2メートルの選手を5人揃え、高さでも引けを取らない。武器は「真ん中の攻撃クイックとバックアタック」「強いジャンプサーブとジャンプフローターサーブ」。中垣内祐一監督、深津英臣主将をはじめ、石川祐希、柳田将洋の両エース、ミドル攻撃を中心にしかける新セッターの藤井直伸ら主な選手に意気込みを聞いた。 【別の動画と拡大写真】中垣内祐一監督・会見の続き映像と
中垣内祐一監督「可能性があると感じてもらえる試合を」
2020(東京)オリンピックでメダルを獲得するという大きな目標を掲げ練習をしてきて、今シーズンは世界選手権の切符をとることを最大の目標として達成することができた。アジア選手権では金メダルを獲得。(今季の)成果をはかるという意味でも、目指している方向性が正しいのか正しくないのか、グラチャンバレーで自分たちの力を率直に試したい。ワクワクとした状況であります。 出場国は自分たちより格上のチームばかり。そういったチームにも全部勝つつもりで。2メートル以上が5人、日本バレー史上最高に高いチームではないかと思います。こういった財産をいかに高めていけるか。2020に向けて、すごく可能性のあるチームだと感じてもらえるような試合を重ねていきたい。 サイドアウトを多くとる。真ん中の攻撃クイックとバックアタックが(日本チームの)生命線。フィリップ(ブラン)コーチからの指導もあって、攻撃の本数を増やし、決定力を高める。もう一つは相手より「サイドアウト率を高める」イコール「我々の強いジャンプサーブとジャンプフローターサーブ」、それが武器だと思います。
深津英臣「どんなときでもチームが一つになって」
結果がついてきているので、いい感じでチームが作れてきているし、いい雰囲気です。個人的には今年はなかなか試合に出られないことも多いですが、試合に出られないこそ学ぶものはありましたし、試合に出る意味の重さをすごく感じました。そういう意味では一日一日を大切に試合に出るためにいい準備をしてきて、いつ出てもしっかり活躍できる準備は完璧にできていますので、出るのを楽しみにしていただけたらと。一人ひとりがしっかりとした準備をしていれば(世界バレー予選など、途中から出て活躍できるような)力が出ると思うので。 (同じセッターの)藤井(直伸)の活躍は刺激になっているし、視野も広がりました。負けたくないと気持ちもさらに出てきましたし、ライバルになってくる選手だと思うので、負けないように頑張りたいと思います。(藤井は)ミドルの使い方のうまさ、試合の準備、データをしっかり見て相手の弱いところを見つけて試合に挑むというプロとしての準備がしっかりできている、意識の高さも強みだと思う。それでも自分も試合に出たいですし、練習だけしていて試合に出ないのは意味がないので頑張ります。 グラチャンは厳しい戦いになると思いますし、思うような展開を作れないときがあると思いますが、どんなときでもチームが一つになって、絶対に勝つという気持ちをどんな状況でも忘れずにしっかりと戦っていきたいです。