ダンフリースが“執念”の同点ヘッド! ファン・ダイク退場のオランダがハンガリーと引き分ける
UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ3の第3節が11日に行われ、ハンガリー代表とオランダ代表が対戦した。 ドイツ、オランダ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ハンガリーの4チームが所属するリーグA・グループ3。ボスニア・ヘルツェゴビナとの初戦を5-2で勝利したオランダは、第2節ドイツ戦を引き分けたことで開幕から無敗をキープしている。なかでも特徴的なのは、ここまでの7得点で計6名の得点者が生まれている点だ。今節は最前線にジョシュア・ザークツィーを先発起用し、センターバックにはフィルジル・ファン・ダイクとステファン・デ・フライが配置されている。 試合は、17分にハンガリーが最初の決定機を作り出す。右サイドでコーナーキックを得ると、キッカーを務めたドミニク・ソボスライがマイナス方向にクロス。グラウンダーのボールはフリーとなっていたロランド・シャライに渡り、ダイレクトで思い切りよく右足を振り抜く。だが、抑えの効いたシュートはゴール方向に向かったものの、惜しくも右ポストに弾かれてしまった。 そんななか、32分に押し込まれ続けるホームチームがスコアを動かす。ピッチ中央でプレスをかけてボールを奪い、素早く繋いでカウンターへと移行。左サイドを駆け上がるナジ・ジョルトにパスが渡ると、ドリブルで運びながらボックス内にクロスを蹴り入れる。ボールは大外でフリーとなっていたシャライに届き、ダイレクトで狙ったシュートがゴールイン。鮮やかな攻撃でハンガリーが先制した。 対するオランダも、38分に相手のゴールキックのミスから敵陣ペナルティエリア内で間接フリーキックを獲得。ゴールから至近距離でビッグチャンスを得たオランダは、タイアニ・ラインデルスが軽く触れたボールをコーディ・ガクポがシュート。しかし、ハンガリーの選手も集中力を切らさず飛び出し、GKディブス・デーネシュがボールをストップした。 追いつきたいオランダは、63分にミッキー・ファン・デ・フェンが敵陣左サイドでインターセプト。クインテン・ティンバーを経由してシャビ・シモンズにボールが渡り、ドリブルで運びながらボックス内にラストパスを送る。ラインデルスがDFのタイミングを外しながらシュートを放ったものの、枠の右に逸れてしまった。 猛攻を見せるオランダだったが、79分にはファン・ダイクが2枚目のイエローカードで退場に。それでも83分、オランダが右サイドの浅い位置でフリーキックを奪取。ガクポが右足で柔らかいクロスを供給する。混戦の中で飛び込んできたデンゼル・ダンフリースが頭でゴールに突き刺し、オランダがスコアを振り出しに戻した。 結局、そのまま試合は1-1で終了。互いに痛み分けの結果となった。次節は今月14日に行われ、ハンガリーはアウェイでボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。オランダはアウェイでドイツと対戦する。 【スコア】 ハンガリー代表 1-1 オランダ代表 【得点者】 1-0 32分 ロランド・シャライ(ハンガリー代表) 1-1 79分 デンゼル・ダンフリース(オランダ代表)
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