「佐渡島の金山」世界遺産登録効果? お盆時期の観光客、前年比23%増
新潟県佐渡市は、お盆時期(8月10~18日)の観光客の入り込み数が前年比23・1%増の3万3796人だったと発表した。元々一年で最も来島者数が多い時期だが、7月末に「佐渡島(さど)の金山」が世界文化遺産に登録された効果があったとみられる。 江戸時代の坑道などを公開する観光施設「史跡佐渡金山」では来場者数が前年比61・1%増の1万9938人と大きく伸びた。宿泊施設稼働状況(宿泊者数)も前年比20・3%増の 9620人となった。 一方、8月13~15日の観光客の入り込み数は2万4890人で、新型コロナウイルス禍前(2019年、2万7248人)の91・3%にとどまった。 市観光振興課は「ウイルス禍の影響から完全に回復しない中で、世界遺産登録を迎えた。一定程度の登録効果はあったのではないか」としている。