岡山城の内堀の水をきれいに!/岡山工業高の生徒らが水質浄化実験【岡山】
岡山市内の高校生が10月31日、アオコの発生で水質が悪化している岡山城の内堀の水をきれいにしようと、岡山市と共同で実証実験を行いました。 解決に立ち向かうのは岡山県立岡山工業高校の生徒たちです。 岡山工業高校では水酸化マグネシウムを使用した水質浄化実験を5年前から手がけていて、学校近くの池などで一定の効果がみられたことから、岡山市の求めに応じ、市管理の岡山城東側の内掘で水質浄化実験を行うことになりました。 この日は化学工学科の3年生32人が水酸化マグネシウム1トンを水と混ぜ、バケツなどを使って堀に散布していきました。 水酸化マグネシウムにはアオコ凝集させ沈殿させたり、発生原因の一つとなるリンを吸着させたりする効果があります。 高校では、透明度が高くなるなど3週間ほどで効果が表れるのではないかと期待を寄せています。