【ビーチバレー】トヨタ自動車 安達龍一が地元凱旋V。ブロックの名手からの学びと次なる誓い「4年後は五輪に」
4年後のロサンゼルスオリンピックへ、武器を磨き続ける
今回、ペアを組んだ長谷川はビーチバレーボール歴20年近くのベテラン。現在行われているジャパンツアーにおいては第2戦都城大会で優勝、第3戦グランドスラム グランフロント大阪大会で第3位の好成績を収めている、日本を代表するトップ選手の一人。安達はかけられる言葉だけでなく、そのパフォーマンスを身近に触れながら刺激を受けていた。 「長谷川さんは相手を見て、いろいろとバリエーションを変えながらブロックに跳んでいるんです。そこはまだまだ盗みきれていません(笑) 自分は身についていないので、一緒に試合をするなかで学びたい部分でしたね」 安達自身は強化指定選手として今年度上期(9月30日まで)の男子日本代表に登録されている。今年のパリオリンピックで男子日本代表は出場権を得ることができなかったため、その視線は4年後のロサンゼルス大会へと向けられる。安達は言葉に力を込めた。 「自分の武器は高さだと思うので、ブロックをもっともっと磨いていきたい。4年後にブロッカーとして戦えるようになりたいです」 優勝という喜びはもちろんこと。地元で過ごしたこの週末は、自らの強みをさらに伸ばすための学びを得る何よりの機会となった。 (文・写真/坂口功将)
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