【解説】台風接近 今からできる「備え」とは? 猛烈な風・停電対策…防災情報をチェック
日テレNEWS NNN
台風7号が接近してくる関東では、16日夕方ごろから、最も注意が必要な時間帯となります。今からでもできる「備え」について、次の2つのポイントを中心に、日本テレビ・調査報道班の小野高弘解説委員が詳しくお伝えします。 ◆停電対策 意外と“アナログ” ◆猛烈な風…家の中でも要注意
まずは、“停電への備え”について。 台風で送電線などが切れて停電…ということが、これまでにもありました。そういう時に慌てなくていいように、というのが「ペットボトル+スマホ」の組み合わせ。手軽さと明るさが、結構いいんです。 実際にやってみましょう。スマホの(背面で光っている)明かりの上に、水を入れたペットボトルを乗せるだけです。すると光が乱反射し、広範囲を照らすような“ランタン”に早変わり。 日本防災士機構の中野篤さんによると、ペットボトルの中身を水ではなく、スポーツドリンクなど半透明のものに変えると、より明るくなるかもしれないということです。スタジオで実際に試してみたところ…水よりも明るくなったように感じました。 スマホのバッテリーを節約したい場合は、上の画像のように、懐中電灯でも代用できます。
でも、せっかく用意した懐中電灯も、真っ暗な中で探せなければ意味がありません。 そうならないために、警視庁災害対策課が(SNSの)「X」で紹介していたのが、懐中電灯に蓄光テープを貼って目印にすること。そうすると、暗闇で光ってくれます。 私たちが探したところ、ライトも蓄光テープも近くの100円ショップで買うことができました。あらかじめ懐中電灯や非常用の持ち出し袋などに、この蓄光テープを貼っておけば、停電時でもすぐに見つけられます。
スマホや携帯電話は先述のようにランタンにもなるし、緊急時の連絡や情報収集などに欠かせないので、停電が起きる前にフルに充電しておきましょう。 モバイルバッテリーもある人は、そちらも充電を。また、バッテリーに乾電池を使うタイプのものは、電池を入れ替えておく、電池も予備のものを持っておくというように、そこまで準備しておくと安心です。 さらに、スマホのバッテリー消費を節約するためにどうすればよいかというと… ◆画面の明るさを下げる、少し暗くしておく ◆省エネ設定にする(機種によっては、省電力モード・低電力モードなどあり) ◆Wi-Fi/Bluetoothも使わない時は切っておく スマホのバッテリーを少しでも温存するためには、明かりにスマホのライトを使わず、懐中電灯を用意しておきましょう。