ヤクルト戦力外の西田明央、球団スタッフ就任打診固辞して新たな道へ 現役続行基本線もさまざまな選択肢検討
戦力外通告を受けたヤクルト・西田明央捕手(32)が30日、自身の現状について「厳しいと思っているけど、話があるのであれば現役を続行したい。他球団からのオファーを待ちたい」と明かした。球団からはスタッフ就任の打診を受けていたが、熟考の末に、この日固辞する旨を連絡した。今後は現役続行を基本線としながらも、さまざまな選択肢を含めて検討していく。 【写真】ラガーマン風のアイブラックを施し、試合前の円陣でハカを踊る西田明央ら 京都府出身の西田は、北海道・北照高から2011年にドラフト3位でヤクルトに入団。同期で同学年の山田哲人内野手(32)とともに長年チームを支えてきた。長打力が武器の捕手として活躍し、20年8月15日のDeNA戦(横浜)では、小川を好リードしてノーヒットノーラン(無安打無得点試合)達成に貢献。通算310試合に出場し、打率.211、17本塁打、65打点の成績を残した。 胸にはさまざまな思いが去来する。11月14日に行われるプロ野球12球団合同トライアウトは受けない予定。14年間過ごしてきた球団への深い愛着はありながら、プロ野球人生の岐路に立ち、他球団で新たな挑戦をしたいという気持ちは強い。 現役続行への思いがある一方、指導者を含めてあらゆる形で野球に携わりたいという思いもある。スワローズを去ることとなるが、新天地で新たなスタートを切るため、決断した。