石川震度5弱、高齢女性がけが…仮設住宅の女性「元日のようにまた大きい揺れが来るかもと怖かった」
26日深夜に起きた石川県西方沖を震源とする最大震度5弱の地震で、同県は27日、津幡町の70歳代女性が転倒して顔を打つ軽いけがをしたと発表した。県によると、同日午前8時現在、建物や道路の被害は確認されていない。 【写真特集】能登半島地震発生から10か月
県は同日、余震の恐れを考慮し、元日の能登半島地震などからの復旧に向けて行っている災害ボランティアの派遣を中止した。
同県輪島市稲屋町の仮設住宅で暮らす会社員の女性(65)は「元日の地震のように、直後にまた大きい揺れがくるのではないかと怖かった」と振り返った。
地震で北陸新幹線が富山―金沢間で約3時間45分にわたって運転を見合わせた。妻と山口県を旅行して帰宅途中だった富山県上市町の男性(72)は午前3時頃に富山駅に到着。「携帯の緊急地震速報が鳴って5分ほど停電した。車内では横になって過ごした」と疲れた様子で話した。