垣根を越えた夢の一日 プロ野球選手が高校球児に特別指導【熊本】
テレビ熊本
野球、プロとアマの垣根を越えた夢の一日が実現です。 現役のプロ野球選手や12球団OBが高校生に直接指導するシンポジウム『夢の向こうに』が14日、行われました。 『夢の向こうに』は普段、プロアマ規定で交流することができない現役プロと高校生の垣根を低くしようと開催されるシンポジウム。 熊本県内で実技を交えた指導は初めてで、日本高野連、NPB、プロ野球選手会が主催し、56校・323人の高校球児が参加しました。 14日は西武の児玉 亮涼 選手や阪神の百崎 蒼生 選手ら熊本出身者を中心に14人の現役選手が登場。 熊本工業高校出身、元中日の荒木 雅博さん、元巨人の緒方 耕一さんがコーディネーターを務めました。 【コーディネーター 元中日(熊本工業)荒木 雅博さん】 「どうしてもみんな、捕らなきゃ、こういう感じで頭も一緒に(前に)行っちゃってる。止まらない、止まらない。足、動くでしょ。こういう動き方をしないと」 【コーディネーター 元巨人(熊本工業)緒方 耕一さん】 「グローブを扱うのは手首じゃなくて、こうやって『肘』で全部扱うイメージ。(外野で)ゴロを捕ったら肘で上げてくるイメージ。こうやって(手首で)上げるんじゃなくて。フライも捕るイメージ」 投手陣は九州学院高校と文徳高校に分かれ、ブルペンの投げ込みでフォームをチェック。 阪神の大竹 耕太郎 投手やDeNAの伊勢 大夢 投手から細かいアドバイスが贈られていました。 【阪神タイガース 大竹 耕太郎 投手】 「ここでこの(ひねる)動作がある。ここでミスって(タイミングがズレて)安定してない。俺だったらできるだけそういう余計な動作は(先発として)100球以上投げなきゃいけないので減らしていく」 夢の一日を過ごした高校球児は・・・。 【熊本工業 浦上 雄宇 選手】 「プロ野球選手や(NPBの)OBの方々の熱い指導を受けられて充実した一日になったと思います」 【専大熊本 山本 吏騎 投手】 「足を上げるとき、左投げなので『左足の軸を大切にしたらもっとコントロールが良くなるよ』って言われたので、そこを意識して取り組みました。(きょうの内容は)チームのみんなにも共有して、熊本大会で勝ち上がって甲子園に出られれるように頑張りたいと思います」
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