中国代表〝メキシコ人〟ストライカーが帰化に前向き「W杯出場への新たな希望」
北中米W杯アジア最終予選に臨んでいる中国代表にメキシコ人ストライカーが加入することになりそうだ。 中国メディア「捜狐」によると、米国2部サンアントニオに所属するFWヘスス・ブリジッド(23)が中国代表入りを熱望しているという。同メディアは「サッカー代表チームにW杯出場への新たな希望」と題し「メキシコ五輪チームのブリジッドは中国代表チームへの参加に強い意欲を示した。このニュースは間違いなく中国のファンに大きな驚きをもたらした」と報じた。 ブリジッドは中国系3世でメキシコの名門グアダラハラの下部組織に所属し、現在は米国でプレーしている。「ブリジッドは個人的に中国を高く評価しており、帰化して中国に貢献する意欲を持っている。彼の加入は中国代表に新たな活力と創造性をもたらすだろう」とし「中国代表にとって逃すことのできない機会だ」と伝えていた。 中国代表ではJ1鹿島でもプレーしたブラジル人MFセルジーニョやコンゴ民主共和国出身のFWオスカルが帰化を申請中で、オランダ2部ローダのMFライアン・レイテンと、イングランド・チャンピオンシップ(2部)ルートンのMFタヒト・チョンが中国に帰化し、同国代表入りすることに前向きと各メディアで報じられている。 来年3月のW杯アジア最終予選では帰化選手の誕生で、大幅にメンバーが変更になるとみられている。日本が首位を独走する同予選C組の中国は出場権が得られる予選2位のオーストラリアと勝ち点1差。残り4試合でW杯出場権をつかめるだろうか。
東スポWEB