生見愛瑠「全話見ていただけると“くるり”という意味が分かると思います」火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』インタビュー
◆共演者の皆さんとどんなお話をされていますか? 先日やっと瀬戸(康史)さん、神尾(楓珠)さん、宮世(琉弥)さんがそろったのでお話をしました。どうしたら距離が近くなるかを考えた結果、みんなであだ名を考えたりしました。 ◆生見さんは“めるる”ですか? そうです。「“めるる”というあだ名、いいよね」と言われて。瀬戸さんは“こじじ”、宮世さんはまだ定まってはないんですけど、仮で“りゅびび”になりました。ただ神尾さんだけは甘いものが好きということだったので、“ぷーさん”にかけようということで“ふさん”というあだ名に決まりました。 ◆現場でブームになっていることはありますか? みんなで食べ物の話をしていることが多いですね。瀬戸さんと明太子の話をしたり、神尾さんは甘いものが好きなので、甘いものの話をしたりとか。宮世さんはまだ一緒になっていなくて。動物の話とかすごくいろんな話をしています。 ◆まことを演じるに当たって事前に準備されたことはありますか? この作品の中でいろんな顔を出さなければならないんです。記憶がなくなった後の顔、記憶がなくなる前の、公太郎(瀬戸)、朝日(神尾)、律(宮世)、友達、いろんな人に見せる顔が異なる女の子なので、その演じ分けというのは絶妙な差なんですけど、よく考えて監督と相談しながらやっています。回想シーンもあるので、変化も大事だなと思っています。 ◆生見さんが役作りをするときに必ずしていることはありますか? 香り。形から入るタイプなので、分かりやすい変化が自分にとって大事で。まことはシンプルな生き方をしていた女の子なので、みんなが好きそうなフローラル系の香りをつけています。 ◆それは最初からやられていることなんですか? そうです。もともと香りものが好きというのもありますし、その方がバラエティ番組との線引きができるなと思っています。 ◆あらためて見えてきた本作の魅力は何でしょうか? ドラマの正式タイトルが発表されて、私もこの作品にぴったりだなと思いました。まことの世界もくるりと変わりますし、全話見ていただけたら男性キャストの印象とかも本当にくるりと変わると思うので、注目してみてほしいです。全話見ていただけると“くるり”という意味が分かるのではないかなと思います。 ◆まことの行動に共感するところやすごいなと思うところはありますか? 記憶喪失になってしまったけれど、それを引きずりすぎないようにしようと思っています。記憶喪失になってしまったことは仕方ないから前を向くしかないという芯の強い女の子。自分探しの旅に出るまこともすごくカッコいいなと思います。 ◆逆に全く共感できないなという部分はありますか? 記憶なくなる前のまことはすごく器用で、いろんな人に合わせていた人。私はどちらかと言うと内気な性格だからひと言もしゃべれないかなと思って。まことは器用な女の子だなと思います。 ◆印象に残っているシーンはありますか? 記憶喪失だから忘れちゃっているのですが、過去にまことが言ったせりふがリンクするシーンがあるんです。まことは普通に言っているだけだけど、朝日や公太郎が聞いたら、「記憶がなくなる前のまことも言っていた」というシーンが多々あって印象に残っています。