福岡空港、国際線に自動手荷物預け機 5/13から
福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)は5月13日から、国際線に自動手荷物預け機(SBD=Self Baggage Drop)を導入する。増設済みの自動チェックイン機と合わせ、手続き時間の短縮を図る。 【写真】延伸した福岡空港国際線ターミナル北側コンコース 国際線ターミナル3階出発ロビーの中央エリアに14台導入する。SBDエリアの手前にある自動チェックイン機で手荷物タグを発行後、タグを貼付しSBDへ預け入れる。利用時間は出発3時間前から75分前まで。初日の13日からはシンガポール航空(SIA/SQ)、タイ国際航空(THA/TG)、台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)の3社便で導入し、15日からはスターラックス航空(星宇航空、SJX/JX)便で、5月中にはキャセイパシフィック航空(CPA/CX)便でも導入する見通し。 SBDエリアには係員を配置し、利用客をサポートする。自動チェックイン機は従来の26台から、3月に38台へ増設済み。現在の手荷物預け入れはチェックインカウンターで受け付けることから、多客期で最大30分程度の待ち時間が発生しているという。SBDの導入で自動化し、手続き時間の短縮につなげたい考え。 FIACは国際線ターミナルの増改築工事を進めており、増築部分の開業は建設中の第2滑走路が供用開始となる2025年3月末、既存施設の改修部分は同年11月の完成を目指す。
Yusuke KOHASE